はじめてのマウイ(その20)

昼食を食べ終わって気持ちも落ち着いたので、あとはホテルに戻るだけだ。相変わらず快適な道を来たとおりに戻っていった。途中これと言った渋滞も無かった。気にかけていたガソリンも富士山クラスの山の山頂まで登ったにも関わらず半分以上残っている。燃費の良さもあるのだろうが、それだけ停車する必要も少ないドライブコースだったということなのだろう。昨日はトランク事件でゆっくり景色を楽しむことも出来なかったが、今日は何も心配が無かったので途中展望所から海を眺めたりしてホテルまで帰った(そのときの写真はパノラマ写真に載せてます)。その展望場所でわたしが風景写真を撮っているとオープンカーに乗っていたアメリカ人らしき女性2人組が『写るんです』みたいなカメラを持って来て私に撮ってくれと言う。断る理由は無いので気持ちよくお撮りしたが実は撮った後に自分のカメラにも収めたいなと思ったのだが、これまたうまい英語が思い出せなかった。とっても美人と言うわけでは無かったけれど(失礼)ビキニスタイルでかなりセクシーだったのでとっても残念である(その二人はパノラマ写真の一番左にちょこっと写ってます)。まあここは英語が出来なかったというよりも細君の手前と言っておこう(この意気地なし)。

一応今日の予定は済んだのであとはホテルのプールでのんびり過ごすだけ。正直私は一日中ホテルのプールサイドで過ごしてもいいなと思っていた。なんとも爺臭い考えかもしれないけれど、これは性格上の問題なのでしょうがない。だけど時間があったら本当の贅沢と言うのはそんなものなのじゃないだろうかと思う。これはあまり私が食事とかにこだわらないからなのだろうな。

前にも書いたが滞在したホテル、ウェスティンマウイの一番の売りはその多彩なプールにある。さすがに子供じゃないのではしゃぎながら入るには無理があるが、それでも泳ぎを楽しむには申し分ない。昨日水着が無くて入れなかった分、今日取り返さないとなと思いながらも普段水泳などしてないためにすぐに疲れてしまった。あまり意識してなかったので持っていかなかったがやはり浮き輪とかビーチボール関係は必需品だったかもしれない。でも子供がいればまだしも細君と二人で今更プールで遊んでもこれといった感動はやっぱりないよね、付き合い始めたときのようなドキドキ感とか無いし(笑)

実はウォータースライダーもついていてそれはやってみたかったのだが、子供たちが列を作っていたのでさすがに恥かしくて出来なかった。旅の恥はかき捨てとは言うけれどさすがに子供たちから顰蹙買いそうなことまで進んでやりたとは思わなかったから。あと20年若かったらな。細君も私以上にやりたそうだったがやはり恥かしさには勝てなかったようだ。日本人の若いカップルは果敢に挑戦していたが、確かそのスライダーを使うのに係員に親告しないといけなかったので面倒だったというのもある。

アダルト専用のプールの横にはジャグジーがあったのだが、そのときは外人さんが占領していた。このときも細君は気後れしていたのだが、私は風呂好きなのでこっちは入らないわけにはいかない。わからない言葉が飛び交う中、知らん振りしてしばらく浸かっていた。正直私が望んでいたのはプールサイドでのんびりとハワイの空気を楽しむことだけだったので、それはそれなりに堪能はできた。ただひとつ問題だったのは私は日光浴がしたいのだが、細君は日焼けが気になってしまう。私の都合で日当たりのいい場所で寝転がろうとするとたちまち機嫌が悪くなってしまうので愛妻家の私としては二人が出来るだけ近い場所で細君は木陰、私は陽の当たるところを選ばないとならなかった。これは正直ちょっと面倒だった。



NEXT